太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ コアチーム紹介(前編)
前回も説明しましたが、「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」はコアチームと単独参加できないチームの選手を中心に選抜したチームのチャレンジチームは4戦全てに出場。そして、入れ替え戦で3位から6位に入ったチームは1試合のみ出場できる招待チームの12チームによって構成されます。
では、どういったチームが出場できるのでしょうか?
まずはコアチームについて。まずは昇格チームと前年6位のチームまでを説明。
・千葉ペガサス(昇格)
Chiba Pegasus Rugby Club【千葉ペガサス・ラグビークラブ】
先日の女子ラグビーワールドカップで11位に終わったサクラフィフティーン。しかし、大会後のベストフィフティーンにサクラフィフティーンから17歳の津久井萌選手が選ばれた件。驚かれた方もいた筈でしょう。
その津久井選手が所属しているのが千葉ペガサス。創立が2016年、昨年創立の若いチームです。
津久井選手所属で注目を浴びていますが、もう1人注目選手がいます。寺田明日香選手です。
彼女の名を聞いて「ああっ!!!」と叫んだ人。陸上見てましたよね?寺田選手は陸上日本選手権女子100mハードルを3連覇達成した選手です(2008-2010年)。2013年に引退し、結婚・出産を経て、昨年の12月にラグビー協会のトライアウトで代表候補生に選ばれました。
創部2年目ですが、タレント揃いの若いチームです。
・石見智翠館高等学校(昇格)
石見智翠館高等学校と聞いてもピンとこない方がいるかと思いますが、かつての江の川高等学校と言えば思い出す方もいらっしゃると思います。野球ですと、前中日監督の谷繁元信氏。男子ラグビーですと、NECグリーンロケッツの茂野海人選手が有名です。
一方、女子ラグビーも有名な選手がOGとしています。アイルランドでの女子ラグビーワールドカップでサクラフィフティーンの選手ですと、福島わさな選手と黒木理帆選手がこの学校の出身者です。
そして、先日の「アジアラグビー女子セブンズシリーズ2017」の日本代表(サクラセブンズ)に現在3年生の原わか花選手が選出。そして、今年度の太陽生命ウィメンズセブンズシリーズのトライ数で現在トップに立っています。
・北海道バーバリアンズディアナ(前年8位)
1999年にスポーツ団体として日本初のNPO(特定非営利活動)法人認証を受けた北海道バーバリアンズの女子ラグビーチームが北海道バーバリアンズディアナです。地域に密着した生涯スポーツの振興、交流、ボランティア活動の実践をモットーにしており、ラグビー以外にもクリケット、クロスカントリースキー、更に障がい者スポーツの支援にも力を入れています。
第1戦の秋田大会では2位に入りましたが、第2戦の東京大会は暑さの影響もあってか8位。しかし、第1戦で見せたプレーが出来れば、涼しくなる今後にに向けて要注意かも知れません。
流通経済大学女子ラグビーチーム GRACE - RKU GRACE
名前からは推測できないと思いますが、流通経済大学の女子ラグビー部が中心となって2011年に創設されたクラブです。学生の他に卒業生が参加しているクラブです。
チームの目標が「女子ラグビーを広める事、女子ラグビーの人口を増やす事、そして、日本一のチームになる事」今は23人のメンバーですが、自分が思っている部分と共通している所があります。
サクラフィフティーン代表選手としてはFWの小林ちひろ選手(OG)、鈴木彩夏(さやか)選手(2年)、BKの井上愛実(まなみ)選手(OG)が所属しています。
・YOKOHAMA TKM(前年6位)
YOKOHAMA TKMはTMGグループが組織する女子ラグビークラブです。
2011年に選手6人からスタートしたチーム。医療法人横浜柏堤会が母体となっているため、他競技との交流が活発なクラブです。ダイバーシティ推進の一環としてウィルチェアー(車椅子)ラグビーの横浜義塾と連携しています。
日本の女子ラグビーの発展に寄与するとともに、医療法人として明るく夢のある社会の実現へ向け、さらなる社会貢献を目指すことをミッションとしているチーム。選手たちは一般事務や介護助手などの業務に就き、それぞれの勤務先で半日勤務し、半日はグラウンド練習やジムトレーニングを行っています。
サクラフィフティーン代表選手としては平野恵理子選手、三村亜生選手、藤本麻衣子選手、片岡瑞帆が代表入り。さらにイタリア女子代表としてヴェロニカ・スキャヴォン選手も所属しています。
これ以外のコアチームとチャレンジチームについては明日にでも。