女子ラグビーを応援するブログ

2017年8月には女子ワールドカップラグビー、2020年東京五輪では7人制ラグビーが。女子ラグビーに注目

サクラセブンズ選手プロフィール Vol1.大竹風美子選手

HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズ」のコアチームに復帰したサクラセブンズ。

 

1月に行われたニュージーランドとの試合で7-48の大敗を喫しました。


しかし、唯一のトライを奪ったのは18歳(当時)で、初めてサクラセブンズに選ばれた選手。


彼女の名は大竹風美子(ふみこ)ラグビーを始めてまだ1年しか経っていない選手でした。

nittaidai.wixsite.com

(カーソルを下げていただくと、1年生の所に彼女が載っております。)

今回は彼女について取り上げたいと思います。

 

父はナイジェリア人で、母は日本人の大竹選手。身長が171cmと恵まれ、更に50m走では6.7秒の速さで駆け抜けるスピード。

 

大竹選手は元々陸上競技で行っていました。中学時代には東京都の陸上100mと200mを優勝。同学年には陸上日本代表のサニブラウン・ハキーム選手がいました。

 

高校は東京高校に進学。ここでの偶然が大竹選手をラグビーに導く事となったのです。

 

高校入学後も陸上を行っていた大竹選手。それまでの100mと200m走ではなく、七種競技に転向した大竹選手。


高校2年の春。体育の授業でやっていたバスケットボール。まどろっこしい展開に思わずボールを持って走りだしてしまいました。

 

もちろん、バスケットボールでは「トラベリング(ボールを持ったまま3歩持ち運ぶ)」として反則。怒られると思っていた大竹選手でしたが、指導していたのが森秀胤(ひでつぐ)先生これまで12度東京高校ラグビー部を花園へ出場させた名将です。

 

森先生は大竹選手に「いいものを持っている。ラグビーをやってみないか」ラグビー転向を勧めました。もちろん、七種競技もある大竹選手でした。一方で、「性格的にはチームスポーツのほうが向いていると思っていた」と冷静に自己分析をしていました。

 

しかし、陸上選手としての区切りを付けたかった大竹選手。3年夏のインターハイで5000点を取ってからラグビーに転向しようと決意。結果は砲丸投げで11m86、200mを25秒34と自己新記録を出し、5053点で6位に入賞。

 

「最後のインターハイで5000点を出して、やり切った感じがあった」と区切りを付けた大竹選手はリオ五輪セブンズの映像を見たことでラグビー転向を決意しました。

 

 

2017年1月に行われた「セブンズユースアカデミー」の合宿に練習生として参加した大竹選手。そこで、大竹選手の驚異的なポテンシャルを示す事になります。

 

「セブンズユースアカデミー」はユース世代のタレント発掘と育成・強化を目的に実施した合宿です。そこで、本格的にラグビーを始めたばかりの大竹選手に関係者が注目。

 

3回目の合宿には「練習生」ではなく「正式なメンバー」として参加する事となりました。関係者も「スピードとパワーを備えた稀有な選手」と言うダイヤモンドの原石。

 

東京五輪まであと2年を切りました。サニブラウン・ハキーム選手と「2人一緒に東京五輪に出られればいいな」と語る大竹選手。その為にはサクラセブンズで結果を残す事が重要です。