女子ラグビーを応援するブログ

2017年8月には女子ワールドカップラグビー、2020年東京五輪では7人制ラグビーが。女子ラグビーに注目

女子ラグビーワールドカップ2017 アイルランド大会 出場メンバー発表

一昨日はポジションのフォワードの部分を書き、今日はバックスについて説明。

書こうとしたその瞬間、

出場メンバーが決まりました(;´・ω・)

バックスについては次回以降という事で、下記リンクから確認ください。

www.rugby-japan.jp

正直言って、7人制から始まった自分の女子ラグビーファン歴。7人制に出ていた人はピンときますが、15人制で出ていた選手の名前と顔が一致するかというと自信がありません。

 

そして、今度の大会から、男子と同じユニフォームとジャージで挑む事となりました。日本の女子ラグビーが始まり約35年。男子代表と同じ立場で挑む事になりました。第1回以降しばらくの間は自費(35~40万円)で行っていた先輩たちの想いを載せて桜のユニフォームとジャージを着る事。歴史も書かなくちゃ。その前に書かなきゃいけない事が多いなあ。

rugby-rp.com

ラグビーの基本 ポジション(前編)

野球やサッカーにポジションがある様に、ラグビーにもポジションがあります。

今回、女子ラグビーワールドカップに参加するサクラフィフティーンの直前合宿に召集されたメンバーが以下のリンクにありますので、画面を下げていただければメンバーについて記載があります。

 

www.rugby-japan.jp

ん?ポジションがFWとBKしか書いていない。

そもそも、FWとBKの違いってなに?と思われますね。

では、今度は私が作った図が下にありますので、こちらをご覧ください。

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ラグビースクラムを組みますが、そのスクラムを組むポジションをFW(フォワード)と呼びます。

今回、そのFWの役割についてまとめてみました。

・1番は攻撃的に、3番は身体が大きい選手でスクラムを作る プロッカー


 スクラムの際にフッカー(2番)と共に最前列の3名(フロントロー)を構成。相手のフロントローと頭を交互に組み合わせて相手チームを直接押す役割です。相手陣を崩す役目を持ち、スピードを犠牲にしてもパワーがあることが要求されるポジションで別名「スクラムの職人」とも言います。ボールを持ち続ける能力や突破力が高ければ高いほど、勝敗に影響するポジションです。
 1番のユニフォームを着ている選手は「ルースヘッドプロップ」と呼び、攻撃的に攻める選手。3番のユニフォームを着ている選手を「タイトヘッドプロップ」と呼び、体が大きい選手が務める選手が多い事です。

・ボールの扱い、パスの技量が求められるスクラムの要 フッカー

 2番のユニフォームを着ている選手です。「フッカー」の名前の由来はスクラムを組む際、スクラムハーフ(9番)が投入したボールを足で引っかけて (hook) 自陣後方に送り込む役から付けられたのが由来です。
 スクラムの要」と呼ばれ、プロッカーと共に相手と組み合って直接相手を押しこみます。プロッカーの選手と比べ、体格のやや小さい選手が多いのが特徴です。特にボールの扱いの上手さ、パスの技量が求められるポジションで、アタック・ディフェンスともに強い選手が務めます。

・別名「空中の仕事人」空中戦を制せば勝利を呼び込む重要な役割 ロック


 背番号4,5番の選手がロックと呼ばれるポジションに付きます。スクラムを組む際には2列目(セカンドロー)のポジションで組みます。
 ロックにとって見せ場となるのはボールが出てラインアウトになった時(サッカーで言うスローイン)です。縦2列になって、ボールを奪い合う時にロックが重要視されます。基本的には最も背の高い選手がロックを努める事が多い様です。
 スクラムを組む際に、3番の背番号を付けたプロッカーが重要になりますが、3番のプロッカーを支える背番号5のロックは背番号4の選手より体格が恵まれている傾向があります。

・味方をサポートし、相手の攻撃をタックルで止める地上戦のスペシャリスト フランカー


 背番号6,7の選手がフランカーと呼ばれ、スクラムを組む際には3列目(バックロー、若しくはサードロー)のポジションで組みます。
 スクラムを組み、攻撃のあらゆる局面において味方をサポートし、体で相手陣を押し崩す役回りです。また、3列目のポジションを活かし、密集地のサイドから突破するポジションでもあります。
 別名として「タックルマン」と呼ばれています。これは、相手にボールを奪われた時に、真っ先にタックルして動きを止めなければならない役割を持っています。攻守に活躍するだけの高い身体能力、運動量が必要です。

 

・運動量、身体能力に加えて、ゲームに対する総合的な判断力が求められる「FWのリーダー」 No.8


 フランカーと共にスクラムを組む際には3列目のポジションで組みます。スクラムに最後に参加し、体ごと相手のフォワード陣を押し崩す役回りです。
 スクラム最後尾でフロントローから送られてきたボールをキープしたり、かき出されたボールを持って自ら密集地のサイドを力尽くで突破する役割です。
 フランカーに似たポジションではありますが、より自由にフィールドを走り回るため、運動量、身体能力に加えて、ゲームに対する総合的な判断力が求められます。

 

 ラグビー観戦する際のポイントとして、スクラムを組んだ時のボールの行方」ラインアウトになったボールの奪い合い」があります。スクラムで重要になっていくのがフォワードの体格とボールを捌く技術だと思います。ラインアウトになったボールの奪い合いではロックの強さが求められると思います。

 サクラフィフティーンのプールで対決するフランス、アイルランド、オーストラリアはFW陣が強力で、まともに勝負をしたら、恐らく厳しい結果が待っています。体格面をどうカバーするか?これがFWのポイントだと思います。

 

 次回はバックスについて案内しようと思います。

女子ラグビーワールドカップの参加チーム数について

 

 1991年に始まった女子ラグビーワールドカップ

 

 日本代表(通称:サクラ・フィフティーン)は2002年の第4回大会以来、

4大会ぶりにラグビーワールドカップに出場する事となりました。

 

 ところで、女子ラグビーのワールドカップに出る事ができる国や地域は

どの位なのか、皆さんはご存知でしょうか。サッカーの男子ワールドカップは

32。2019年、日本で実施される男子のラグビーワールドカップは20。

男子が20であれば、女子も20・・・。ではありません。

 

 女子ラグビーワールドカップの出場枠は12

 

 男子が20なのに、女子が12なんて・・・。と言わないでください。

しかも、箱根駅伝等と同じく、前回の成績で上位7チームが予選免除。

日本は残る5つの枠を勝ち取りました。

 

・12チームでどうやって決勝に進めるの?

 8月に始まるラグビー女子ワールドカップ。出場国は下の表の通りです。

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 サクラフィフティーンが目指すのはベスト8。でも、仮に上位8チームに出るには

どうすればいいのか?それには、ラグビー独特のポイント制があるわけです。

 

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 ラグビーには独特のポイント加算方法があります。トライを決めると5点入る。

その後のキック(コンバージョン・キック)で成功した場合に2点入ります。つまり、

あと7点入れば引き分けで勝ち点2が入るはずなのに負けた。僅差で負けたので、

勝ち点0ではなく、勝ち点1を与えよう。また、トライ数が4以上で圧倒的に

勝った場合のボーナスとして勝ち点1を与える。この勝ち点1の有無によって

天国と地獄になります。

 

自分のプールではなく、相手のプールのポイントも

気にして、プレーをしなければならない。

 これは、ある意味、心理的プレッシャーが掛かります。

 下に、今回のプール(グループ)の予選の対戦カードを掲載されています。

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 A~Cの各プールで得た勝ち点、トライ差数、得点数、トライ数で予選の順位が

決まり、下記の様に順位決定戦に臨みます。

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 サクラフィフティーンにとっては上位のチームとの対戦。しかし、絶対がないのが

スポーツの醍醐味。さあ、あと13日。果たして、皆さんにサクラフィフティーンが

広まるかどうか?

大まかな女子ラグビーの歴史を振り返る

 皆さんがよく耳にする「ラグビー」は競技場で15人がプレーするスポーツが浮かべるかと思います。
 この15人でプレーするラグビー、正式名称は「ラグビー・ユニオン(Rugby Union)」と言います。他にも13人制のラグビー・リーグ(Rugby League)、7人制のセブンス・ラグビー(Sevens)がございますが、大会が15人制で行われるため、ここでは15人制の女子ラグビーについて進めていきたいと思います。


 女子ラグビーの起源は諸説ありますが、記録に残っている物としては、1917年12月16日にカーディフで行われたチャリティマッチでカーディフ・レディースが6-0でニューポート・レディースを下したのが最古であります。


 1965年にフランスで最初のチームがフランスで誕生。1970年代に入ると、イングランドやアメリカ、カナダ等でチームが活動を始めました。時代背景から見ますと、1960年代後半はウーマン・リブ(英語: Women's Liberation)と呼ばれる運動がありました。ベトナム戦争の激化で男性が戦場に赴き、女性労働者の必要性が出てきた。と同時に、男社会に対する不満を抱えた女性たちによるウーマン・リブ運動が勃発。その中で、女性にもラグビーをとの動きもあったと思われます。ラグビー・ユニオンを統括するワールドラグビーによりますと、現在100カ国以上でプレーされています。


 となると、「女子ラグビー・ワールドカップ」もすぐに始まったのかと言いますと、第1回女子ラグビー・ワールドカップは1991年に開催されました。随分、時間が経ってるのではないのか!とツッコミが入ると思いますが、男子の第1回ラグビー・ワールドカップが開催されたのが1987年の事ですから、むしろ、女子ラグビーの関心度が高まったとも考えられます。


 1994年に第2回が行われ、その後は4年ごとに行われてきました。しかし、今回のアイルランド大会からは4年に一度行われる男子ラグビー・ワールドカップの中間年、つまり今年に行われるシステムに変更されました。

 

 じゃ、日本はどうなのか?それはまた別の話で。

8月に女子ラグビーワールドカップに日本代表が出るんだけど・・・

先週の土曜日、男子ラグビーのスーパーラグビーで「第2の日本代表」サンウルブズニュージーランド代表(通称:オールブラックス)を7人抱えるブルーズに歴史的な勝利を収めました。

 

と言っても、どれくらいの偉業なのかピンとこないはず。

 

テニスで言えば錦織圭が四大大会(全豪、全仏、ウィンブルドン、全米)に優勝

ゴルフで言えば松山英樹がマスターズなどの四大大会に優勝

競馬で言えば武豊騎手が凱旋門賞で日本の馬に乗って優勝

 

それ位の事件なんです。

 

でも、ラグビーって男子のスポーツと思っている人が多いはず。スクールウォーズを見た世代は未だに麻倉未稀の「HERO」が思い浮かぶ。五郎丸選手の活躍でラグビーを見始めた人。東京では聴けない「ゲスナー」が集うラジオ番組で「クソヒゲゴリラ」の存在を知ってからラグビーに興味を持った人。

 

そんな人に言いたい。

 

女子だってラグビーはあります。

しかも、日本は8月に行われるラグビー女子ワールドカップに出場するんです!

ところが、女子ラグビーの認知度は他の女子プロスポーツと比べて低いはず。

認知度があれば、BS無料放送でやるはず。こっちはJSPORTS8月限定で契約しようか悩んでいる。

 

そこで、女子ラグビーを「ジョシラグ」と言えるほどまでに広げたい。その為に様々な情報を提供しようと思い、ブログを立ち上げました。

8月のラグビー女子ワールドカップまでの間、1人でも、JSPORTSの1ヶ月契約者が増えて欲しい。

 

ちなみに、私のラグビーの知識は、正直言って、「にわか」レベル。

 

専門家、評論家の皆様、にわかにもっと知識を与えて下さい!!!